2015年11月1日日曜日

No title No.4

久しぶりにメキシコ人の友人から返信が来たと思ったら、

おばあちゃんの容態が悪い、
と言う。

喜びさえうまく言葉にできないわたしが、気遣う言葉を、しかも外国語で、表現できるわけがない。
しかも、わたしは君のおばあちゃんに会ったこともない。

そもそも、久しぶりに送る内容がそれ?


困惑の末、話題を変えたほうが良いと思い、ハロウィンの仮装(1日の短期アルバイト)をしたときに撮影した写真を送信した。

そのあとすぐ、顔半分に骸骨の特殊メイクを施してあったこと、さらに、スケルトン柄のドレスを着ていたことをはっと思い出し、気遣いとは対極の行為をしてしまったと大反省することから1日が始まった。


夜、ダンスのレッスンから帰宅後、伸び始めた前髪に突如苛立ちを感じたため、
頭上部の髪をかき集め、動物の耳のように真上に二つお団子を作ったところ、思いの外快適で気分が良くなったので、週に二度のペースで会っている大学の友人Mに「ニーハオ♡」とコメントを付けて写真を送った。

そうしたら、数分も経たないうちにエイミー・ワインハウスに扮したMの写真が送られてきた。


想像の斜め上をいく彼女のセンスに脱帽していたとき、骸骨に扮した自分の写真を送ってしまった朝の友人から返事が来た。
緊張しながら開くと、

「ワオ!そのメイクすごいね!」

と、普通すぎる感想だった。よかった。

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